2024.12.17

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腸活スープの基本レシピ|きのこ・キャベツなどおすすめ具材も紹介

腸活スープの基本レシピ|きのこ・キャベツなどおすすめ具材も紹介

これから腸活を始めようと思っている方は、腸活スープを作って食べる習慣をつけましょう。スープは水分を多く含んでおり、消化のプロセスで胃が膨らみ満腹感を感じやすくなるだけでなく、具材から溶け出した栄養を効率的に吸収できます。

レシピも決して難しくなく、調理法も複雑でないものが多いため、腸活初心者にこそ腸活スープがおすすめです。この記事では、腸活スープの基本レシピや、きのこ・キャベツなどのおすすめ具材をご紹介します。

1.腸活スープとは

腸活スープとは、腸内細菌のバランスを整えて、腸内環境を良くすることを目的として作るスープのことをいいます。腸活を意識してスープを作る場合は、次のような「善玉菌」を増やしてくれる食材を選ぶのがよいでしょう。

プロバイオティクス

  • 適正な量を摂取した際、ヒトに有益な作用をもたらす微生物(乳酸菌・ビフィズス菌など)のことをいい、いわゆる「善玉菌」を豊富に含む
  • 発酵乳・乳酸菌飲料・味噌・納豆などに多く含まれる

プレバイオティクス

  • 善玉菌のエサになり、腸内の善玉菌の働きを促すものをいい、オリゴ糖・食物繊維などが当てはまる
  • オリゴ糖は大豆やゴボウ、玉ねぎといった野菜のほか、バナナなどの果物にも含まれる
  • 食物繊維は、野菜、果物、豆類、海藻などに豊富に含まれる傾向にあり、水溶性・不溶性の2種類に分かれる

シンバイオティクス

  • プロバイオティクスと、プレバイオティクスを合わせて摂ることをいう
  • 野菜がたっぷり入ったみそ汁や、フルーツヨーグルトを摂取するケースなどが該当する

2.腸活スープにおすすめの食材

腸活スープを作る際におすすめの具材としては、次のようなものがあげられます。

きのこ

きのこにはたくさんの種類があり、なめこ・しいたけなどには栄養素の消化・吸収をゆるやかにしてくれる水溶性食物繊維が含まれています。また、エリンギ・しめじなどには、便のかさを増やし腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す不溶性食物繊維が含まれています。

よって、腸活スープを作る際は、1種類のきのこだけでなく、複数の種類のきのこを摂取するのが理想です。

 

キャベツ

キャベツには様々な栄養が適度に含まれており、不溶性食物繊維だけでなく、脂肪燃焼や美容面で重要なビタミンCや、胃の健康を保つキャベジンなどが含まれています。また、キャベツは煮込むと甘みが出て柔らかくなり、くったりとした触感が楽しめるため、飽きずにスープを楽しめるでしょう。

トマト

トマトもスープとの相性が良い食べ物で、抗酸化作用が期待できるリコピンや、塩分の排出を助けるカリウムなどの栄養素が含まれています。酸味と甘みのバランスに優れており、他の野菜や肉の旨味などと調和し、コクのあるスープに仕上げやすいのも特徴です。

その他の食材

その他、腸活スープにおすすめの食材としては、次のようなものがあげられます。

ブロッコリー

腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すビタミン「パントテン酸」が含まれている

豆類

食物繊維やオリゴ糖など、腸内環境の改善に貢献する成分が含まれているものが多く、色々なスープに具材として合わせやすい

海藻類

水溶性・不溶性それぞれの食物繊維のバランスに優れるため、スープに限らず様々な方法で摂取したい

大麦

水溶性食物繊維「β-グルカン」による食後血糖値の抑制、コレステロール値の低下、便通改善などが期待できる

3.おすすめ食材を使った腸活スープのレシピ

続いては、おすすめ食材のきのこやキャベツ、トマトを使った、腸活スープのおすすめレシピをご紹介します。

ヘルシー きのこたっぷりスープ【プレバイオティクス中心】

3種類のきのこを使ったスープ。きのこのだしがスープに染み出し、旨みがしっかりと味わえます。

<栄養価(1人分)>

エネルギー

18 kcal

たんぱく質

1.7 g

脂質

0.2 g

炭水化物

3.9 g

【糖質】

1.9 g

【食物繊維】

2.0 g

食塩相当量

1.0 g

<材料(1人分)>

えのきたけ

20 g

しめじ

20 g

しいたけ

10 g

130 ml

鶏がらスープの素

小さじ1弱 (2 g)

小ねぎ(小口切り) 

1 g

<作り方>

① えのきたけ、しめじ、しいたけは食べやすい大きさに切ります。
② 鍋に①と水、鶏がらスープの素を入れ弱火で加熱します。きのこがしんなりとして火が通ったら器に盛り、小ねぎを散らして出来上がりです。

キャベツの白味噌ミルクスープ【プロバイオティクス中心】

白味噌を使用した、まろやかなミルクスープ。牛乳を加えるとコクが増すため、塩分控えめでも美味しくいただけます。

<栄養価(1人分)>

エネルギー

75kcal

たんぱく質

4.2g

脂質

4.2g

炭水化物

6.3g

【糖質】

5.3g

【食物繊維】

1.0g

食塩相当量

0.9g

<材料(1人分)>

キャベツ

40 g

ハム

10 g

オリーブ油

小さじ1/4 (1 g)

90 ml

牛乳(※)

40 ml

白味噌

小さじ1弱 (5 g)

コンソメスープの素

小さじ1/6 (0.5 g)

0.1 g

ブラックペッパー

少々

※(乳糖不耐症などの方は、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどでも代用可能です)

<作り方>

① キャベツとハムは千切りにしておき、鍋を熱しオリーブ油を引いたら、キャベツがしんなりするまで炒めます。

② ①に水とコンソメスープの素、ハムを入れ一煮立ちさせます。

③ ②の状態になったら、牛乳と白味噌を入れ塩で味を調えます。お好みでブラックペッパーを振って出来上がりです。

卵とトマトのキムチスープ【シンバイオティクス】

卵とトマトを入れたスープに少量のキムチを加え、韓国風にアレンジ。たんぱく質を補いたい時にもおすすめです。

<栄養価(1人分)>

エネルギー

48kcal

たんぱく質

3.7g

脂質

2.6g

炭水化物

2.9g

【糖質】

2.3g

【食物繊維】

0.6g

食塩相当量

0.9g

<材料(1人分)>

トマト

40 g

1/2個(25 g)

白菜キムチ

10 g

【調味料A】

鶏がらスープの素

小さじ1/3強(1 g)

110 ml

<作り方>
① トマトは1.5cm角に切り、卵は溶きほぐしておきます。
② 鍋にトマト、白菜キムチ、調味料Aを入れて中火にかけます。煮立ったら溶き卵を回し入れ、卵がふわっと浮いてきたら出来上がりです。

4.もっと手軽に食物繊維を摂取するなら

腸活スープは、毎日の食卓に取り入れるのが理想です。しかし、忙しい朝食時など、毎日腸活を意識してスープを作るのが手間に感じるタイミングもあるでしょう。そんなときは、豊富な品揃えの本格的な料理が楽しめる、栄養バランスが整えられた「彩ごころ®」がおすすめです。お召し上がりの直前に冷凍庫から取り出し、電子レンジで加熱するだけで、スープとは違う満足感を味わいつつ腸活を実践できます。

5.まとめ

腸活スープを作り、毎日の食卓に取り入れると、手軽に無理なく腸活を続けられるでしょう。プロバイオティクス・プレバイオティクスの多くは、スープに違和感なく入れられるため、具材のアレンジも比較的しやすいはずです。

本記事でご紹介したおすすめレシピは、いずれも低エネルギー・低糖質で美味しくいただけるものばかりですから、ぜひ一度お試しください。自分で鍋に火をかけてスープを作るのが面倒な日は、炊飯器の調理機能やスープメーカー、タイヘイの「彩ごころ®」などを利用するのもおすすめです。

 

 

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