2025.01.22
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コレステロールが高い人の特徴|太っていなくても要注意!
健康診断などで、コレステロール値が高いと指摘される人は少なくありませんが、その原因は人それぞれです。一般的に、コレステロール値が高い人と聞いて「太っている人」の姿をイメージするケースは多く見られるものの、実際には太っていなくてもコレステロール値が高い人は一定数存在しています。
この記事では、コレステロール値が高いとされる基準などに触れつつ、コレステロール値が高い人の特徴や、値を改善するための方法について解説します。
目次
1.コレステロールが高いとされる基準や特徴・役割
一般的な血液検査で確認される血液中の脂質は、以下の3種類に分かれています。
- 中性脂肪(健康な人で150mg/dL未満)
- HDL(善玉)コレステロール(健康な人で40mg/dL以上)
- LDL(悪玉)コレステロール(健康な人で140mg/dL未満)
また、よくいわれる「コレステロールが高い」とは、LDLコレステロール、いわゆる「悪玉コレステロール」が高値であることをいいます。総じて、中性脂肪やLDLコレステロールは少ない方がよく、HDLコレステロールは多ければよいと考えられているのです。
ただし、HDLコレステロールが高すぎるのも問題になる場合があるため、まずは血液検査において正常値近辺まで数値を改善できるかどうかが課題になります。もちろん、中性脂肪もLDLコレステロールも絶対悪というわけではなく、中性脂肪は重要なエネルギー源であり、LDLコレステロールは細胞膜形成・ホルモン生成などの重要な役割を担っているため、やはり体内でのバランスが重要になるでしょう。
2.コレステロールが高い人の主な特徴
LDLコレステロールが高い人に見られる特徴としては、次のようなものがあげられます。肥満以外の要素も少なからず関係するため、太っていない人も十分注意が必要です。
脂質の摂り過ぎ
脂質そのものは、適量を摂取することが大切であるものの、摂り過ぎてしまうとLDLコレステロール値を高める結果につながります。特に、動物性脂質やパーム油などに含まれている飽和脂肪酸は、LDLコレステロール値を上げてしまう恐れがあるため注意が必要です。
運動習慣がない
普段たくさん食べているのに、運動せず家にこもるような生活をしていると、食べた分のエネルギーを生活の中で消費できず、体重が増えてしまうリスクが上昇します。そして、体重が増えて肥満になると、LDLコレステロール値や中性脂肪値が高くなりやすくなるため、普段から少しでもよいので身体を動かす習慣をつけましょう。
ホルモンバランスの変化
主に女性にいえることですが、女性は閉経後、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少します。エストロゲンの分泌が減少すると、LDLコレステロールが増えやすい状態になるため、該当する場合は健康診断の結果を注視し対策を講じることが大切です。
喫煙・飲酒
喫煙によって体内に取り込まれた化学物質で血管が傷つくと、血管の炎症や収縮により血流が悪くなり、血栓が溜まりやすい状態になります。また、アルコールの摂取量が多いと、中性脂肪が増加する一因になるため、肥満などLDLコレステロール値が増える原因を生みやすくなります。
3.コレステロールが高い人が食習慣を改善するには?
食生活の観点から、LDLコレステロール値を改善する選択肢としては、次のようなものが考えられます。
野菜や海藻などを意識して摂取する
コレステロールは植物にほとんど含まれていないため、植物性の食品を積極的に摂取するのが好ましいと考えられています。また、海藻は噛み応えがあり満腹中枢を刺激する効果が期待できるため、こちらも普段の食事に取り入れたいところです。野菜や海藻には食物繊維が含まれており、水溶性にはコレステロールの吸収を遅らせ便の水分量を高める効果が、不溶性には便のかさを増やし排便を促す効果がそれぞれ期待できます。なお、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維が含まれている食材の例としては、次のようなものがあげられます。
水溶性食物繊維 |
大麦、オーツ麦、昆布、わかめ、オクラ、山芋、果物など |
不溶性食物繊維 |
穀類、野菜、豆類、きのこ類、甲殻類の殻など |
なお、ごぼうのように水溶性食物繊維・不溶性食物繊維をバランスよく含む食材もあります。
肉よりも青魚を食べるようにする
青魚の脂肪にはDHA・EPAが含まれており、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする効果が期待できます。食事で肉類を摂取する機会が多い人は、青魚に置き換えることをおすすめします。
普段の生活で魚を調理するのが難しい場合は、サバ缶・イワシ缶などを使うと手軽に摂取できます。
飲み物・お菓子にも要注意
コレステロール値が高いと診断された人の中には、ケーキやクッキーなどの洋菓子や、コーラなどの甘い炭酸飲料、オレンジジュースなどが好きな人も多いかもしれません。しかし、コレステロール値を下げたいなら、あんこ、きな粉、寒天などが使われている和菓子を選ぶのがおすすめです。
フルーツが嫌いでなければ、フルーツジュースよりもフルーツそのものを食べた方が、多くの栄養や抗酸化力の恩恵を受けやすいでしょう。
4.コレステロールが高い人向けの食生活対策
LDLコレステロール値を下げるため、普段の食生活に気を配ろうとしても、忙しくなかなか手が回らないという人は多いかもしれません。そんなときは、タイヘイの「ヘルシー御膳」をご活用ください。
エネルギー調整食としてカロリーコントロールされている、出来たての味を急速冷凍で閉じ込めたお弁当を、レンジで好きなタイミングで温めて食べられます。
5.まとめ
コレステロールは、身体にとって必要な物質ではあるものの、血液中に過剰に存在する状態を放置すべきではありません。健康診断などで高値を指摘されたら、食生活や運動習慣、飲酒・喫煙状況などの改善につとめることが大切です。
食生活の観点からは、野菜・海藻の積極的な摂取のほか、肉類から青魚、洋菓子から和菓子へのシフトを意識してみましょう。自炊など、自力での食生活改善が難しい状況であれば、栄養バランスに優れた宅配弁当の利用をおすすめします。
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