2022.05.27
介護食
介護食を売っている場所はどこ?各購入場所のメリット・デメリットも解説
介護食を売っている場所をご存知でしょうか?これまで介護食を必要としていなかった人や自分で調理していた人からすれば、どこで買えるのか見当がつかないかもしれません。
また、いつも購入している場所以外にどこで買えるのか気になる、より品揃えの豊富な売り場を知りたいというケースもあるでしょう。
そこで今回は、介護食を購入できる場所を3つ紹介します。それぞれメリット・デメリットがあるので、おすすめの利用方法も含めて説明します。
目次
1.介護食を売っている場所は主に3つ
介護食を売っている場所は、主に「スーパーやドラッグストアなどの小売店」「ECモール」「宅配弁当サービス」の3つです。それぞれの特徴についてみていきましょう。
①スーパーやドラッグストア
スーパーやドラッグストアなどの小売店で介護食を購入することができます。スーパーだと栄養補助食品コーナー、ドラッグストアなら介護用品コーナーに置いてあることがほとんどです。取り扱っている介護食は、湯せんするか器に出して電子レンジで温めるレトルトタイプが主流です。
②ECモール
楽天市場やAmazonなどのECモールでも介護食は購入可能です。例えば、Webサイト内で「介護食」と検索すれば、さまざまなメーカーや種類の介護食を見つけられます。また、同じ商品でも異なる出品者から販売されている場合、価格が異なる場合があります。
③宅配弁当サービス
宅配弁当サービスは、介護食用にやわらかく調理された食材で構成された弁当を自宅まで届けてくれます。大抵の場合、ネットや電話から注文でき、お好みの弁当を必要な分だけ購入できます。弁当は大きく分けて常温・冷蔵・冷凍の3タイプあり、それぞれ配送方法や消費期限が異なります。
上記3つの販売場所には、どれもメリット・デメリット両方あります。次章から詳しく解説していきます。
2.スーパー・ドラッグストアで介護食を購入するメリット・デメリット
まずはスーパーやドラッグストアで介護食を購入する際のメリット・デメリットについてです。
スーパー・ドラッグストアで購入するメリット
スーパーやドラッグストアのメリットは介護食をすぐに購入できることです。ストックを切らした際や急に必要になったときでも、営業時間内であればすぐに入手できます。
また、基本的に1食分ずつ販売されているので、必要な分だけ購入でき、むだな出費を抑えられるのもメリットのひとつです。栄養成分や食べやすさなど、不明点をスタッフに確認できるのも心強いといえるでしょう。
スーパー・ドラッグストアで購入するデメリット
デメリットとして、営業時間外に購入できないことや家まで自分で持ち帰る負担があります。また、仕入れ状況は各店舗により異なるため、希望するタイプの介護食が手に入るとは限りません。
さらに、販売されている介護食はほとんどがレトルトタイプなのである程度種類が限られ、手作りのような味わいもあまり期待できません。そのため、毎日食べ続けていると飽きてしまう場合もあります。
3.ECモールで介護食を購入するメリット・デメリット
次に、ECモールで介護食を購入する際のメリット・デメリットを確認しましょう。
ECモールで購入するメリット
さまざまな販売者が出店しているので、いろんな介護食を取り寄せられるのが大きなメリットです。いつも購入しているものから初めて見るものまで、あらゆる介護食を一気にチェックできます。また、価格も比較しやすく、同じ商品でもお得に購入できる場合もあります。
さらに、ネットで24時間いつでも注文でき、自宅まで配送してもらえるので、大量に購入したい場合にも便利です。
ECモールで購入するデメリット
出品者により梱包の丁寧さや商品の状態も異なるため、届いたときの状態によってはデメリットを感じる場合があるかもしれません。また、定期便に対応していないこともめずらしくなく、都度購入する場合は送料がかさんでしまうかもしれません。
また、ほとんどの場合、同じ種類の介護食がセット販売されているので、ある程度まとまった数を購入する必要があります。同じ種類が複数届くケースも多く、味に飽きたり、栄養が偏ったりしやすいのもデメリットです。
さらに、数ある介護食の中から適切なものを見つけ出す必要があるため、介護食に関する基礎知識を持っていないと選ぶのが難しいかもしれません。
4.宅配弁当サービスで介護食を購入するメリット・デメリット
最後に、宅配弁当サービスで介護食を購入するメリット・デメリットを紹介します。
宅配弁当サービスで購入するメリット
ほとんどの宅配弁当サービスでは定期便に対応しているため、注文の手間を省けるメリットがあります。注文したお弁当は自宅まで届けてくれるので、買い出しの必要もありません。
また、管理栄養士が献立を作っているケースが多いので、栄養バランスの整った食事を用意できます。加えて、食事の楽しみを感じられるよう、彩りや形、素材、盛り付けにもこだわって作られ、飽きにくいように日替わりでメニューが用意されていることもめずらしくありません。
さらに、使い捨て容器に入った状態で届くので、後片付けが簡単というのも利点といえます。
宅配弁当サービスで購入するデメリット
宅配弁当は対面で受け取る場合がほとんどなので、配達時間は家にいる必要がある点はデメリットです。また、自社配送を行っている業者では、配達エリアが限定されたり、注文数やエリアによっては配送料が高くなったりする場合もあります。
また、冷凍タイプの弁当をまとめて購入する場合、冷凍庫にある程度のスペースが必要です。一方、常温や冷蔵の弁当は当日から数日中に食べる必要があるので、外出予定が多いかただと期限内に食べきるのが大変かもしれません。
5.介護食の継続的な購入は宅配弁当サービスがおすすめ
介護食を継続して購入する場合は、宅配弁当サービスの利用をおすすめします。
当日分の介護食が必要だったり、短期的に用意したりする場合は、近所のスーパーやドラッグストアで購入するのがベストです。また、お気に入りの介護食がある場合は、ECモールで安く出品されているものを探してまとめて注文したほうがお得で便利でしょう。
しかし、長期的に介護食を用意しなければならないケースであれば、購入や注文の手続きが次第に面倒に感じるかもしれません。また、同じものを食べ続けることで味に飽きるだけでなく、栄養の偏りも心配になります。
管理栄養士が監修した宅配弁当なら栄養状態を気遣えるうえに、日替わりのメニューを楽しめるので飽きにくいはずです。また、定期便を利用すれば、注文の手間も減らせます。
タイヘイでは、噛む力・飲み込む力にあわせて2種類の介護食を用意しています。これから介護食を取り入れる予定がある方におすすめです。
6.まとめ
介護食を売っている場所は、主に「スーパー・ドラッグストア」「ECモール」「宅配弁当サービス」の3つです。
当日分の介護食が必要な場合は、すぐに購入できる近所のスーパーやドラッグストアがおすすめです。また、同じ介護食の商品をお得にまとめて購入したいときには、ECモールで検索するのが最適です。
もし、長期的に介護食を用意する必要があるのなら、宅配弁当サービスを利用しましょう。管理栄養士が監修した日替わりメニューだから飽きにくく、栄養バランスもバッチリです。また、便利な定期便にも対応していることが多いので、介護食の注文や用意する負担を減らせるはずです。
管理栄養士資格、栄養士資格、フードスペシャリスト資格
食事療法が必要な方や老若男女問わず、心身ともに健康になれるお食事のお手伝いがしたいという想いから、タイヘイ株式会社に入社。現在は、管理栄養士として在宅向け商品の開発・販売とお電話でよせられるお客様からの食事に関するご相談の業務を行なっています。より多くの方が健康な日々を過ごせるように、食と健康に関する豊富な情報を発信していきます。
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