2024.07.26

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現代型栄養失調とは|特徴や症状・対策について解説

現代型栄養失調とは|特徴や症状・対策について解説

現代型栄養失調とは、1日のエネルギー量は足りているのに、体に必要な栄養素が足りない状態のことをいいます。毎日の生活で肌荒れ・疲れなどを感じていて、これといった原因が思い浮かばない方は、普段の食生活に目を向けてみると原因が見つかるかもしれません。

ボディメイクに気を遣っていたり、食べ物の種類が偏っていたりする人は、現代型栄養失調になる恐れが高くなります。この記事では、現代型栄養失調の特徴や症状・対策について解説します。

1.現代型栄養失調とは?

現代型栄養失調とは、現代人に見られる栄養失調を指す言葉で、糖質と脂質によるエネルギーは十分足りているにもかかわらず、それ以外の必要な栄養素であるたんぱく質・ビタミン・ミネラルなどが不足している状態をいいます。具体的には、3食きちんと食べているにもかかわらず、栄養失調になってしまうケースなどが該当します。現代型栄養失調につながる主な原因としては、次のようなものがあげられます。

  • 体に無理がかかる食生活(過度なボディメイクへの意識など)
  • 朝食を食べない食習慣
  • ラーメン・パスタ・丼ものなど単品で済ませる食習慣
  • レトルト食品中心の食生活

現代においては、自分で調理をしなくても好きなものを食べられる環境が揃っており、手軽にお腹を膨らませることができます。好き嫌いがある人は嫌いなものを食べなくなり、例えば野菜が嫌いな人は野菜を避けることも珍しくありません。

こういった食生活の「偏り」が、現代型栄養失調の主な原因と考えられています。

2.現代型栄養失調の症状とは

現代型栄養失調になると、体には次のような変化が生じる恐れがあります。

体重の変化

栄養失調の症状の中で特に目に見えやすいものとしては、体重の変化があげられます。栄養不足の状態が続くと、体は筋肉・脂肪をエネルギーに変えようとするため、それに伴い体重が減少する恐れがあります。

なお、栄養失調がひどくなると、腕・腹部などに水が溜まるような症状が見られることもあります。

お肌のトラブル

栄養失調の状態が続くと、皮膚の不調が目立つようになります。顔がやつれて見えたり、皮膚炎が治らなかったりするのは、栄養失調が一因となっている可能性があります。

疲労の蓄積

栄養不足で筋肉が減ると動くのがおっくうになりやすく、活動量が低下することで体力が減少することが予想されます。その分疲れが体に溜まりやすくなり、疲労が蓄積するとちょっとしたことで疲れてしまうため、生活の質を下げる恐れがあります。

骨が弱くなる

栄養失調の状態が続いて、カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが不足すると、骨密度が低下して骨が弱くなってしまう恐れがあります。

貧血・めまい・下痢など

栄養失調状態になると、体に必要な様々な栄養素が不足するため、鉄不足から貧血・めまいを起こすことがあります。また、食事から十分なたんぱく質が摂取できない状態が続くと、下痢を引き起こしやすくなる点にも注意が必要です。

脱水の症状が見られるケースも

食事量が少ない場合、口の中が乾いたり、唾液が粘り気を帯びてきたりと、脱水の症状が見られることもあります。特に、過剰な食事制限を行っている場合は注意が必要です。

3.現代型栄養失調にならないための対策とは

現代型栄養失調にならないためには、偏食を避け、体に必要な量の食べ物をバランスよく摂取することが大切です。以下、具体的な対策をいくつかご紹介します。

1食に必要な食事量を”手”で覚える

バランスのとれた食事を摂りたい場合、手を使って1食に必要な食事量を大まかに判断できると便利です。基本的な考え方としては、主食・主菜・副菜というパターンを基本とし、それに乳製品・果物を加えるイメージになります。

以下のようなイメージで覚えておくと、普段の食事で何が足りていて、何が不足しているのか把握しやすくなるはずです。

  • 主食(軽く握ったこぶし1つ分)
  • 主菜(手のひらに乗る大きさ1つ分)
  • 副菜(生のものは両手山盛り、加熱したものは片手に山盛り)
  • 乳製品(1日あたり、牛乳はコップ1杯、チーズは個包装のプロセスチーズ1つ分が目安)
  • 果物(1日あたり、ぎゅっと握ったこぶし1つ分が目安)

外食では定食を中心に

単品で済ませやすい職場でのランチタイムは、できるだけ定食を頼み、色々なものを食べるようにしたいところです。丼ものを頼んだ場合でも、定食なら味噌汁やお新香、野菜の小鉢などがついてくることが多いため、お腹いっぱい食べつつ栄養バランスを調整できます。

4.現代型栄養失調の予防策「ヘルシー御膳」

摂取エネルギーに気を配りつつ、体に必要な栄養素をバランスよく摂取しようと思うと、毎日の食事が面倒になることも多いかもしれません。特に、自炊の習慣がない人にとっては、主食・主菜・副菜を毎日食べようとするだけでも負担が大きいでしょう。

タイヘイの「ヘルシー御膳」なら、栄養士が選んだ健康的なメニューを日替わりで楽しめるため、栄養の偏りを防ぐのに役立ちます。主食がついているもの、おかずだけのものの2種類があり、自分のニーズに合わせて選べるのも魅力です。

5.まとめ

現代型栄養失調にならないためには、糖質・脂質に偏った食生活をせず、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどもバランスよく摂取することが大切です。栄養失調の状態になると、体重が減ったり疲れやすくなったりと、生活の質が大幅に低下する恐れがあります。

バランスのとれた食生活を実現するためには、1日に必要な食事量を“手”で覚え、自分が何を、どのくらい食べているのか可視化できると便利です。外食の機会が多い方は、色々な種類の献立を食べられるよう、定食を選ぶことをおすすめします。

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