2019.08.26
高血圧対策
血圧に効果的な飲み物と控えた方が良いもの
血圧に効果的な働きが期待できる飲み物もある。
飲み物だけで高血圧の改善は難しいが、問題を軽減することは期待できる。
今回は、血圧と飲み物の関係から、血圧に効果的な物と控えた方が良い物を解説する。
目次
1.血圧と飲み物の関係
血圧は、生活習慣と密接な関わりがある。
例えば、血圧が高い人は、肥満が多いことがわかっている。糖質の多いジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水を水分代わりに飲む習慣がある人は、体脂肪が増え、肥満につながりやすいため、飲み物を見直すことが大切である。
また、アルコールは、長い間飲み続けると、血圧を上げ高血圧症の原因となる。飲酒量が多いほど、高血圧症になるリスクも高くなるといわれる。ただ、適度なお酒は血圧を下げるとも言われているため、1日当たり日本酒1合程度を目安としたい。
2.高血圧に効果的といわれる飲み物
まずは、高血圧に効果的といわれる飲み物を解説していく。
2-1.緑茶(その他お茶)
緑茶または、ウーロン茶を毎日120ml飲むことを、1年以上続けると高血圧の発症リスクが低くなるという報告がある。
この効果は、緑茶、紅茶、ウーロン茶のどのお茶でも期待できるとされるため、お茶を水分補給に用いるのはおすすめだ。
2-2.お酢
酢は健康によいといわれるが、高血圧にも効果が期待できる。
毎日、大さじ1杯(15ml)を目安に食酢を摂ると、血圧が下がるとの研究結果も報告されている。
お酢以外にもトマトジュースなど特定保健用食品として販売されている飲料は多い。医薬品でないため大きな効果は期待できないが、バランスのよい食生活の補助として取り入れることは良いだろう。
2-2-1.糖質過多には要注意
ただ、食酢入りの飲料には注意が必要だ。手軽に飲めて便利だが、飲みやすくするために糖質が含まれており、飲み過ぎると糖質過多になる恐れがある。
また、野菜ジュースも摂りすぎは危険だ。さまざまな種類の野菜ジュースがあるが、特に果物が多く入り、飲みやすくしているものなどは、砂糖不使用であっても、糖質量が多い商品も少なくない。
飲み過ぎることで、体重が増える食生活になってしまう可能性があるため、注意が必要である。
2-3.ココア
ココアやチョコレートに含まれるポリフェノールによって、血管を広げ、血圧を下げる作用が見られた研究結果がある。
ただし、牛乳に溶かすタイプや缶ジュースなど砂糖が多く含まれる商品も多いため、たくさん飲むと糖質の摂りすぎにつながる。飲み過ぎには注意が必要だ。
3.まとめ
血圧は、食事などの生活習慣と深い関わりがある。
糖質の多い飲料や清涼飲料水をよく飲む習慣がある人は、体脂肪が増え、肥満になりやすく、血圧の上昇の原因となる。
お茶、お酢といった食品は、血圧を下げる効果が期待でき、飲み物や食品に取り入れられている商品もたくさんある。
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管理栄養士資格、栄養士資格、フードスペシャリスト資格
食事療法が必要な方や老若男女問わず、心身ともに健康になれるお食事のお手伝いがしたいという想いから、タイヘイ株式会社に入社。現在は、管理栄養士として在宅向け商品の開発・販売とお電話でよせられるお客様からの食事に関するご相談の業務を行なっています。より多くの方が健康な日々を過ごせるように、食と健康に関する豊富な情報を発信していきます。
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